当研究について
| 企業向け新型インフルエンザ対策研究

【研究要旨】

当研究について
 
 新型インフルエンザの世界的流行に対して、各企業は従業員の安全と健康を確保し事業への影響を最小化すべく、感染予防や事業継続に対する周到な準備を行う必要があります。しかしながら、平成21年4月に発生した新型インフルエンザ(A/H1N1)の世界的流行への対応を通じて、各企業で様々な対策上の課題が浮上したものと思われます。さらに、今後の新型インフルエンザ(A/H1N1)の再流行や新たな高病原性新型インフルエンザの発生に備え、各企業で課題の修正や対策の定着を図っていく必要があります。

 本研究では、以下を目的として、H21年〜23年度の3年間で、各種調査の実施および企業対策を支援する各種ツールの作成を行ってまいります。現時点(H21年3月末日)で3つの調査および2つのツールを作成しておりますが、今後も新たな調査やツール作成を実施次第、順次、当ホームページ上で公開していきます。当研究班で得られた知見が企業分野の新型インフルエンザ対策推進の参考になりますと幸いです。


本研究の目的
 
  • 流行前から流行後の企業分野の対策を系統的に評価し、流行を通じて浮上した課題や企業 対策を促進または阻害する要因を明らかにすること
  • 企業対策の従業員個人への浸透度を評価し、企業と従業員のコミュニケーション上の課題を明らかにすること
  • 「事業者・職場における新型インフルエンザ対策ガイドライン」等には記載があるが、実際には企業での対策が十分に進んでいない対策(感染リスク評価、事業継続計画等)につき、対策を支援するツールを企業分野に提供すること
  • 企業分野における新型インフルエンザ対策に関する文献調査を行い、種々の知見を企業分野に提供すること


    当研究の内容(H21〜H23年度)
     
    (1)
    (2)
    (3)
    (4)
    (5)
    (6)
    企業の新型インフルエンザ対策に関する質問票調査
    代表的企業を対象とするインタビュー調査
    従業員個人の予防策への認識度やリスク意識に関する質問票調査
    職場の感染リスク評価のためのワークブック作成
    代表的企業における Business Continuity Plan (BCP) 事例集作成
    企業分野の新型インフルエンザ対策に関する文献調査

    *(1)〜(5)はH21年度に調査およびツールの作成を実施しました。このうち(1)〜(3)については、H22〜23年度にも再調査や中小企業分野を対象とした新たな調査を実施していく予定です。


    【研究組織】

    主任研究者
     
    高橋 謙 産業医科大学産業生態科学研究所・環境疫学研究室・教授


    分担研究者
     
    今井鉄平 産業医科大学産業生態科学研究所・環境疫学研究室・非常勤講師
    東 敏昭 産業医科大学産業生態科学研究所・所長(同作業病態学研究室・教授)
    森 晃爾 産業医科大学・副学長(産業医実務研修センター・教授)
    上原正道 産業医科大学産業生態科学研究所・環境疫学研究室・非常勤助教
    和田耕治 北里大学医学部・衛生学公衆衛生学・講師
    森兼啓太 山形大学医学部付属病院検査部・准教授
    Vanya Delgermaa 産業医科大学産業生態科学研究所・環境疫学研究室・助教
    丸山 崇 産業医科大学産業医実務研修センター・助教
    西埜植規秀 産業医科大学産業生態科学研究所・環境疫学研究室・非常勤助教
    宮村佳孝 産業医科大学産業生態科学研究所・環境疫学研究室・専門修練医
      (平成22年3月31日現在での所属と役職)
    文責:環境疫学研究室/